ホントに白黒だった!【アーティスト】

今の時代に白黒サイレント映画!?の【アーティスト】を見ました。今年のアカデミー賞、沢山取りましたね。
仕事帰りに映画館へ。平日の夜で雨降りだった為か、私の他に誰も観客が居なく、広い劇場を貸切状態でした。静かでとっても良い感じ♪
それでは、ネタバレ気味レポ-トです。

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映画は噂通り、最初から最後までホントに白黒! 最初は、「白黒映画のくせに正規の値段払うのヤダわ~。半額にしてよ~!」なんて意地悪な事を思っていたけれど、綺麗なシーンばかりで、大きなスクリーンで見る分には気になりませんでした。だけど家のテレビで見るとなると、やっぱり白黒イヤかも。。。
レトロで、オシャレでステキな映画でした。サイレント映画だけれど、終始美しいBGMが役者に代わって物語を雄弁に語ります。
面白い場面が沢山あって、誰もいない貸切だったから、一人で声を出して笑っちゃった。

時代は1930年前後。
映画がまだサイレントだった頃。ムービースターのジョージは、トーキー映画の技術が誕生してもそれを毛嫌いし、サイレント映画のスターで在り続けようとしますが、やがて人気は落ち過去の人になってしまいます。
(昔の映画って、サイレントだけれどオーケストラの生演奏付きで上映していたのね! スゴイ!逆に豪華!)

私は、スターで芸達者なジョージがトーキーのセリフ回しをやれないワケが無いと思い、何故、トーキーをそこまで拒むのかが不思議だったけれど、ジョージは自分のスタイル=サイレント に自信を持っていたが故に、新しいトーキの出現は、自分自身や人生を否定されたようで嫌だったのかな?とも思いました。新しい事への挑戦を怖れたというよりも、ね。
私だって仕事や家事で、私のやり方があるのに横やりを入れられるとムっとするもの。。。私の場合は くだらないプライドですが、サイレントで世の中を渡ってきたジョージにとっては、“所詮プライド”とか“男の意地”とか、そんな言葉で片付けられない何かがあったのだと思います。

一方、下っ端女優のペピーは、スターであった頃のジョージから受けたちょっとした優しさとアドバイスを胸に、ジョージと入れ替わるようにトーキー映画の頂点へ駆け上ります。そして、ジョージにかつての輝きを取り戻してもらうべく色々と頑張ります。

この場面、とてもステキだったわん。。。(*^.^*)
下っ端女優のペピーが、ジョージへ恋する想いと、いつか自分も女優としてジョージと同じスクリーンへ…って夢見る気持ちを表わしているの。(下っ端としては共演していますが)

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スターから転落しちゃったし、色々あって大変だったジョージは、ペピーの手助けを受け入れられず自暴自棄になってしまいますが、最後までペピーはジョージに救いの手を差し伸べます。

ペピー、彼女はちっとも悪い事はしていないのだけど、ジョージの為に 「ごめんなさい。ただ あなたのお役に立ちたかったの。。。」 って謝罪の言葉をかけてあげて、ジョージの心を救ってあげるの。この場面にワタシ、ホロリときちゃったわ。。。
そしてサイレントでしか表現出来ない、静かな静かなクライマックスシーンでした。

ペピーは古き良き時代のイイ女だから、自分が一歩下がってやることで、ジョージの顏を立ててあげたと思うの。
現代の、ましてやハリウッドの人気女優だったら、ペピーは強くなり過ぎちゃって、弱っている男に対して「ごめんなさい」なんか絶対に言ってあげないなーって。
「私がこんなに良くしてやってるのに!目を覚ましなさい!」って一喝して終わりだわさ。

ラストは、ジョージがペピーを従えて華麗にスクリーンへカムバック!を確信させる気持ちの良い終わり方。
誰も悪い奴はいなく、皆良い人で、お洒落に華麗に、楽しい映画でした。

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