ロミオ&ジュリエット 辛口感想

東宝版ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』を観に、このミュージカルを5年前に私に紹介してくれた友人と一緒に、赤坂ACTシアターへ行ってきました。
2011年、2013年 に続いての再演ですが、今回は前回2回とは演出を一新したという事で、私にはちょいと不満のある公演でした。以下、主に演出についての辛口感想です。

初めて観た時からド嵌りして大好きな『ロミオ&ジュリエット』のミュージカル。待ちに待った4年振りの公演ですので気合い入れて、1日 朝・晩の2公演観てきました。こうすれば、全キャストクリアです。

『演出を一新する』とはいうものの、ミュージカルナンバーは変わり無いし、キャストも前回と引き続き同じ人が選ばれたりしており、さほど大きな変化はないだろうと思っていましたが、結構残念な印象が残りました。

大きく変わったのは、舞台セットと衣装なのだけど、簡素化されてダサく貧乏くさくなっていました。『北斗の拳』みたいな世紀末風にしたかったのか、荒廃した街の廃墟のセット。キャストの衣装も『北斗の拳』のザコキャラみたいでダサイ。特に、モンタギュー側の女性ダンサーが、スタッズ付きのジージャンに、スパッツに、コンバース風スニーカーで、なんとも所帯じみていました。ジュリエットでさえ、最初はスタジャンにスパッツにスニーカーだったし。途中からふんわりしたワンピースになってホッとしましたけれど。両家の母親も前回まではドレスを着ていたのが、膝下丈のタイトスカート。前の公演を知っていると、衣装の華麗さが無くなっていました。

「おおロミオ・・・!」で有名なジュリエットのバルコニーも、ただの骨組み。がっかりです。それから、スクリーンに画像を投影するのを多用していて、安っぽくダサかったです。
オープニングに、戦争の空爆の映像が流れたのだけど、これもなんかね。。。 愛と平和を望むストーリーだけど、戦争の空爆映像はなんか平和の種類が違う感じがしました。

私なんか、日常を忘れられる豪華で綺麗な世界を見る為にお金を払っているので、こういうセット、衣装の点については大いに不満でしたね。

それから、私がこのミュージカルを観る一番の目的、「死のダンサー」について。今回から大幅に変更がありました。役者さんをすごく勿体ない使い方をしています。

以前までの「死のダンサー」は、終始舞台に出突っ張り。気が付けば舞台上のあらゆる場所にいて、はしゃぐ若者達を不思議そうな顔で見つめていたり、時には苦しむ姿をうっとりとした表情で眺めていました。蜘蛛のように音も無く高い所へ昇り、空間を漂う姿は圧巻でした。

ところが、2017年版は、死のダンサーの出番が異様に少ない! 大貫勇輔と宮尾俊太郎という素晴らしいダンサーを登用しながら、ものすごく勿体ないです。
ついでに言うと、死のダンサーの登場のさせ方も、今回はダサイ! いきなりオープニングでちょっと躍らせるのだけど、「こんな人が劇中出てきますから、要チェックですよ~」って感じでダサイ! そんなことしなくても観客は「死」の存在に気付きますから、もっと観客を信じて欲しい。
更にいうと、今回の「死」は、出番が少ない上に、しばらく帽子を目深にかぶっているので、顔の表情が全然見えないです。「死」が見せる色々な種類の不気味な表情が魅力だったのに、これも勿体ないのです!

というワケで、演出の小池修一郎は、今回は素直に色々反省して欲しいです!
特に、「死」の使い方に関しては再考して欲しい。

もしも、最初に観たのが今回の2017年公演だったら、私は今のようにミュージカル『ロミオ&ジュリエット』には嵌っていなかっただろうな。。。

次は、キャストについての感想です。⇒書きました!

(参照記事)
2011年版の感想。⇒城田優:ロミオ&ジュリエット
元祖・フランス版のDVDを鑑賞。⇒『ロミオ&ジュリエット』日本VS本家フランス
2013年版の感想。⇒1回目  2回目
2017年版⇒キャストの感想
2019年版⇒演出/小池へのダメだし

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